ひと休み

資格学校では教えてくれない一級建築士でなければできない仕事

こんばんは!一級です。今日は試験の内容ではなく、その先の仕事の話をします。

みなさん、一級建築士しかできない業務について考えたことはあるでしょうか。建築士法によると以下のところです。

一級さん
一級さん
しんえもんさんは当然しってるよね?
しんえもん
しんえもん
もちろんでござる。SとRC造でござろう?
一級さん
一級さん
ちがうよ、しんえもんさん。きちんと理解してね。

建築士法第3条をしっかりとイメージする

建築士法第3条 
次の各号に掲げる建築物(建築基準法第85条第1項又は第2項に規定する応急仮設建築物を除く。以下この章中同様とする。)を新築する場合においては,1級建築士でなければ,その設計又は工事監理をしてはならない。

一 学校,病院,劇場,映画館,観覧場,公会堂,集会場(オーデイトリアムを有しないものを除く。)又は百貨店の用途に供する建築物で,延べ面積が500㎡を超えるもの
二 木造の建築物又は建築物の部分で,高さが13m又は軒の高さが9mを超えるもの
三 鉄筋コンクリート造,鉄骨造,石造,れん瓦造,コンクリートブロック造若しくは無筋コンクリート造の建築物又は建築物の部分で,延べ面積が300㎡,高さが13m又は軒の高さが9mを超えるもの
四 延べ面積が1,000㎡を超え,且つ,階数が2以上の建築物

2 建築物を増築し,改築し,又は建築物の大規模の修繕若しくは大規模の模様替をする場合においては,当該増築,改築,修繕又は模様替に係る部分を新築するものとみなして前項の規定を適用する。

という内容です。これは試験にも出題される内容なので整理しておきましょう。ポイントは、「超えるもの」という文言です。ひっかけに気を付けてください。

まとめると、公共性が高い建物(不特定多数の利用が想定されるもの)や大規模な建築物は1級建築士しか設計・監理ができないとイメージしておきましょう。

官庁業務の管理技術者・主任技術者になれない

官庁業務では、業務ごとに管理技術者(総括技術者)・意匠主任技術者・構造主任技術者・設備主任技術者を配置する必要があります。

聞きなれない言葉かもしれませんが、要は責任をもって業務を遂行するためにつける役職のようなものです。

官庁のコンペやプロポーザル(簡易プロポーザル等)では、上記の技術者の提出が求められそれぞれの経験年数や実績によって点数が発生します。よって提案以外の会社としての体制も点になってきます。

1級建築士でないとこれらの技術者にはなれず、設計チームとして参加できません。よって大きな案件に関われないということです。(担当としての業務は別です。担当は社会的な責任はありませんし、会社が責任を負えば1級建築士でなくても業務に関わることができます。)一般的に、提案で提出した体制を特定後に変更することはできません。

これって結構重要なことで、業務は民間と官庁の2種類に大きく分けることができます。民間でしたら、発注者が1級建築士でなければいけないという仕様書をつくらない限りある程度の業務はできます。が、官庁はそうはいきません。

そして、多くの組織設計事務所(個人設計事務所や日本で上位5本に入る日建設計・日本設計・Nファシ等は除きます)は民間よりも官庁の案件の方が多いのではないでしょうか。

官庁案件の多くは入札やコンペ・プロポーザルで仕事を得るので、登録できる技術者は重宝されます。会社にとっては実績がある1級建築士は居てほしいのです。よって1級建築士でないと官庁案件に参加しにくくなります。また資格取得後の経験年数等によって、会社の得点が増減するため、早いうちに1級を取得したほうが将来的に大きな仕事に従事することにつながります。

せっかく1級建築士を目指すのであれば、多くの人の生活に関わるような仕事もしてみたいですよね!!

早いうちに取得し、多くの経験を積むことが大きな案件にチャレンジする近道です。

クライアントの信頼を得ることができる

きれいごと抜きにして、これに尽きます。

これは民間業務で特に大切なことです。

多くのクライアントとは初対面です。(紹介の場合は、その人となりは伝わっているかもしれません)クライアントは、あなたに対してプロフェッショナルな要求をします。若手だろうとチームの一員として機能する必要があります。

信頼はコミュニケーションを重ねて得るものですが、初対面でいい印象があることに越したことはありません。

時代背景や昨今のライフスタイル・価値観の変化もあるので、資格を持っている人が偉いというわけではありませんが、資格のない方から

「俺、住宅しかしないから1級建築士なんていらない」

「資格なんかなくても仕事はできる」

という話をよく耳にします。

それはその人の生涯の時間の使い方なので尊重できる考えの一つではありますが、クライアントからすればどうでもいいことで、よい結果が出ればいいのです。

よい結果を出すのであれば、資格はあるに越したことはありません。

先方は持ってて当たりまえ。という意識でおられます。

資格を取るのは、自分のためである前に

仕事をさせていただいて報酬を頂けるお客様のためという考え方をすれば持っていることが必須なのです。

私は、27歳で1級建築士を取りましたが当時は若くて1級であるというだけで話のネタになりました。早い人は24とか25でとるので全く誇れることではありませんが、クライアントと話のネタになるのであればそれでいいと思っています。

私は別の業種で、若くして医師免許や弁護士免許等の資格を持っている方によく仕事でご一緒しますが、

「若くしてえらいなぁ。努力したんだなぁ。」とまず思います。

そう思わせたら、仕事でも一歩リードですよね。

後輩が先にとっちゃったら変な感じになる

ありますよね。そしてなんか素直に腹立ちますよね。人間としてちっさい考えですが私もそう思った時期があります。

そして、そんな場面を見ました。後輩(部下)だけど資格持ってるのはなんかやりづらいと思います。自分なら嫌です。

仕事も早く帰りづらくなるし、試験が近づくにつれてすべてが嫌味に聞こえると思います。

もう一刻も早く資格取っちゃいましょう。精神衛生上よくないですし、ここで決めなきゃ来年はもっと気まずいですよ!!取ってしまえば、経験値では勝っているはずなので、大きな顔をしてしまえばいいんです。悔しさをバネに勉強しましょう!!

今日は、大々的なテーマで書きましたが、要は踏ん張って勉強してくださいというメッセージです。資格を取ったら一つ景色が変わります。もうこのために時間を使わなくてよくなります。

家族との時間や友達・恋人との時間をプライベートに費やしましょう。仕事にも精が出るはずです!!

それでは、あわてないあわてない!

ひとやすみ、ひとやすみ!!